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ポーランド・チェコにおける循環型経済の普及にに向けた取り組みの実態調査 募集のお知らせ
欧州委員会は、2023年3月に「グリーン・ディール産業計画」の一環として需要原材料(CRM)の安定的かつ持続可能な供給の確保に向けた規則案を発表した。
EUの成長戦略「欧州グリーン・ディール」では、製品をできるだけ長く使い、再利用、リサイクル、再生することで資源を経済システムの中でできるだけ長く循環させる「サーキュラーエコノミー(循環型経済)への移行をその中核的な政策目標と位置付けている。
1991年まで所謂「東側諸国」に属していたポーランド、チェコはEU加盟後、経済発展が著しく、近年では両国経済の融合が進んでいる。
両国は自動車産業や機械産業などに於いて、サプライチェーンが相互に依存しており、今後も両国経済の連携は深まって行くと見込まれている。
ポーランドのワルシャワは、2020年12月に「EUの持続可能な成長目標の達成に向けた首都」を宣言し、環境政策や循環経済政策の推進に積極的に取り組んでいる。
その一環として同市は、2025年までに、廃棄物の埋め立て処分をゼロにする目標を掲げている、この目標を達成するために市はリサイクル率の向上に注力している。
一方チェコのプラハ市はサーキュラーエコノミーへの取り組みと気候変動対策に積極的な都市として知られている。
プラハ市は、独自のサーキュラーエコノミーへの取り組み政策として国連およびEUも支援する「循環型戦略2030」を発表している。
同戦略は企業・研究機関・専門家・コンサルティング会社・個人の参加により、公開諮問会が実施され2022年1月に市議会に承認後、サーキュラーエコノミーへの移行を開始したところである。
EU加盟後、経済発展が著しく経済の融合が進むポーランドとチェコを訪問し、両国における循環型経済の構築を目ざす動向を視察し、今後の我が国における循環型経済の実現に寄与するものとする。
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