2023年
視察・研修
スイス・デンマークにおけるCO2排出削減
及び廃棄プラスチック再資源化実態調査
工場訪問
企業訪問
現場視察
趣旨
家庭から出るプラスチックごみの回収とリサイクルの促進が国際的な議論となっている。
ジュネーブで開かれたバーゼル条約締結国会議はリサイクルに適さない汚れたプラスチックごみを同条約の規制対象とする改正案を採択した。
プラスチックによる海洋汚染の深刻化を受け、汚れたプラスチックごみの輸出を法的に制限する。改正された条約は2021年より施行され、汚れたプラスチックごみを輸出する際に相手国の同意が必要となる。
バーゼル条約改正によって汚れたプラスチックごみの輸出が難しくなることに対し、国内の処理体制を整えることが急務となっている。
再資源化はもちろんだが、使用量を減らすことが最重要であり、流通量を減らす取り組みが今後、重要課題になることは明白である。
スイスはOECD加盟諸国の中で有数のごみ排出国である。
スイスでは可燃性廃棄物は回収しない場合、焼却が義務付けられている。
2000年に可燃性廃棄物の埋め立ては行われておらず、廃棄プラスチックの全量がリサイクルされるか、エネルギーリカバリーのため焼却されている。
スイスはガラス、PET,アルミニウムのリサイクルが最も進んでいる国であるが、普通のプラスチックはリサイクルされることが少なく、全国レベルの解決策を見つけるのに苦労している。
さらに、スイス環境省は2030年までにごみ焼却場にCO₂分離・回収設備の設置を義務付けた。
デンマークにおけるプラスチックリサイクルの歴史は長く、素材メーカーもプラスチック規制に対する対策を進めている。
現在EUの掲げるプラスチックリサイクルの目標はリサイクル率70%以上である。
コペンハーゲンに於いては、「サーキュラーコペンハーゲン」という革新的なプラットフォームによる循環型経済実現に具体的に取り組んでいる。
このような背景から、今回の調査ではリサイクルの先進国でありながらもペットボトル以外のリサイクル率の低さという課題を抱えつつ、プラスチックごみ削減及びCO₂削減の取り組みに積極的に挑むスイス、デンマークにおける廃プラリサイクルと循環型社会形成の取り組みを調査する。
この視察調査を通じて我が国におけるCO₂排出削減、プラスチックごみ削減、廃棄物の再資源化に積極的に貢献し、循環型経済の構築を目指すとともに2030年SDGs達成に向けた方向性を見出すのに寄与することとする。
宿泊予定ホテル
Scandic Copenhagen
スカンディック コペンハーゲン
コペンハーゲン中心部に位置するホテル。白い高層の建物。客室の造りや内装はタイプにより異なるがアクセントカラーを取り入れ たモダンな空間。コペンハーゲン中央駅から徒歩約8分という便利なロケーション。コペンハーゲン空港から約14km。
ホテルデータ
住所 | Vester Soegade 6, Copenhagen, 1601, Denmark | 備考 | 総客室数:486 全客室wifi完備 |
イメージ
Romantik Hotel Schweizerhof
ロマンティック ホテル シュヴァイツァーホフ
登山列車のグリンデルワルド駅から徒歩5分強のところにあるデラックスホテル。赤い窓を配した茶色の建物で、登山列車からも目に入る。客室のインテリアは木をふんだんに使ったスイスの伝統的な造り。前庭は手入れが行き届いている。バルコニーからの眺めは息をのむほど。クローテン国際空港から約170km。
ホテルデータ
住所 | Grindelwald, 3818, Switzerland | 備考 | 総客室数:70 全客室wifi完備 |
イメージ
Radisson Blu Hotel, Lucerne
ラディソン ブル ホテル、ルツェルン
ルツェルン湖畔、カルチャー・コングレスセンターの近くに位置するホテル。全面ガラス張りのカラフルでユニークなデザインの建物。客室の造りや景観、内装はタイプによって異なるが、それぞれモダンで洒落たインテリアを配しスタイリッシュにまとめられている。徒歩圏内に旧市街やカジノなどのレジャースポットがあり、ビジネス・観光ともに便利なロケーション。ルツェルン駅から約300m。チューリッヒ国際空港から約70km。
ホテルデータ
住所 | Lakefront Centre, Inseliquai 12, Luzern, 6005, Switzerland | 備考 | 総客室数: 1189 全客室wifi完備 |
イメージ
日程
DAY | 月日(曜) | スケジュール | 都市名 | 食事 |
1 | 4月26日(水) | ルフトハンザドイツ航空にて、フランクフルトへ 乗り継ぎ、コペンハーゲンへ | コペンハーゲン泊 | 朝:× 昼:機 夜:機 |
2 | 4月27日(木) | 視察①
視察② -屋上にゲレンデを擁する廃棄物発電施設、現場見学 | コペンハーゲン泊 | 朝:○ |
3 | 4月28日(金) | 視察③ -ロボット導入による食品トレーの分類について
視察④ -デジタル透かし技術による包装廃棄物の分類について | コペンハーゲン泊 | 朝:○ 昼:○ 夜:○ |
4 | 4月29日(土) | 午前:コペンハーゲン市内視察 空路、チューリッヒへ
専用バスにて、グリンデルワルドへ | グリンデルワルド泊 | 朝:○ 昼:○ 夜:○ |
5 | 4月30日(日) | ユングフラウヨッホ視察 | グリンデルワルド泊 | 朝:○ |
6 | 5月1日(月) | 視察⑤ -バーゼル条約、リサイクル政策について
視察⑥ -ごみ・木質バイオの熱電併給プラント、現場見学 | ルッツェルン泊 | 朝:○ 昼:○ 夜:○ |
7 | 5月2日(火) | 専用バスにて、エッシュリコンへ 視察⑦ -プラスチックリサイクル工場、現場見学
視察⑧ -CO2分離回収クライムワークス社設備付、現場見学 | ルッツェルン伯 | 朝:○ 昼:○ 夜:○ |
8 | 5月3日(水) | ルフトハンザドイツ航空にて、フランクフルトへ 乗り継ぎ、帰国の途へ | 機内泊 | 朝:○ 昼:× 夜:機 |
9 | 5月4日(木) | 空港着、通関後解散 | 朝:機 |
旅行概要
旅行日程 | 2023年4月26日(水)~5月4日(木) 7泊9日 |
---|---|
旅行費用 | ¥750,000 |
1人部屋追加代金 | ¥150,000 |
ビジネスクラス追加代金 | お問い合わせください。 |
最少催行人員 | 10名 |
その他 | 燃油サーチャージ、空港税等は別途ご請求させて頂きます。 |
旅行費用に含まれるもの
交通機関の費用
日程に記載の航空運賃(ルフトハンザ・ドイツ航空のエコノミークラス利用)
宿泊料金
コペンハーゲン:スキャンディック・コペンハーゲン グリンデルワルド:シュヴァイツアーホフ
ルッツエルン:ラディソン・ブル 又は同等のクラスホテル 2人部屋に2人迄
バス料金
日程に記載の移動及び調査、視察のための専用バス料金
食事
全食事込(機内食を含む)
団長
全行程同行いたします。
添乗員
全行程同行いたします。
視察費用
レクチャー実費、訪問に際して要する経費等
訪問先への謝礼
各訪問先担当者へのお土産他、謝礼等
通訳経費
各都市トップレベルの逐次通訳に関わる経費
(注)諸費用の金額は燃油価格・為替相場の変動により変更なる場合がございます。なお、諸費用の金額は2023年4月下旬に決定いたします。
日本各地からご出発可能です。追加料金が発生する場合がございますのでお問い合わせ下さい。
ご宿泊ホテルについて:欧州のホテルはツインルームに対してシングルルームの場合、広さや設備等で劣る場合もあります。バスルームでシャワーのみの部屋もありますのでご了承下さい。
具体的な宿泊ホテル及び利用航空便、利用航空会社などのスケジュール内容は、出発前にお渡しする最終確定書面にてご確認下さい。