事例・実績

2023年

視察・研修

EUの重要原材料法案の検証と 
ドイツの太陽光パネルのリユース、リサイクル等実態調査

現場視察

企業訪問

企業訪問

趣旨

欧州委員会は3月16日、「循環型経済行動計画」に基づく政策パッケージ第3弾の一環として、製品の修理を推進するための共通ルールに関する指令案を発表した。 
現状では、製品の修理を受ける上でハードルが高いことから、消費者は製品が故障した場合に、修理よりも廃棄や買い替えを選ぶ傾向が強い。
 
そこで指令案は、消費者の新たな権利として「修理する権利」を導入し、製品の製造事業者に対して、法定保証の対象か否かにかかわらず、一定の条件で修理を義務付ける。 
また、消費者の修理サービスへのアクセスを容易にするとともに、修理事業者への部品や必要情報の提供を製造事業者に義務付けるなど、修理サービスの拡大を促進することで、修理をベースにした新たなビジネスモデルの構築を目指す。
日本では2012年のFIT制度導入以来、太陽光発電は飛躍的に拡大し、太陽光パネルの製造もそれに伴って拡大している。 

現在日本で製造されている太陽光パネルの95%以上は、シリコン系パネルで、その寿命は約30~40年と言われており、2040年前後には大量の使用済み太陽光パネルの廃棄が予測されている。 
しかしながら、その廃棄及び適正な処分に関しては、現状ではリサイクル、リユースなどの具体的な方策は示されておらず、太陽光発電業界においては喫緊の課題である。 

これまで太陽光パネルのリサイクルに関しては、ガラスやアルミニウムフレームの再資源化は行われていたが、シリコンの再資源化は技術的に非常に難しいと言われていた。
しかし今回ドイツで、シリコンの回収と再使用の技術が開発されたことは、日本の太陽光パネルの廃棄及び処分に関して大変明るいニュースと言えよう。
今後日本において、大量に廃棄される太陽光パネルのリユース・リサイクル事業はビッグビジネスになることが期待される。
一方、太陽光発電の先進国であるドイツでは、2029年以降、太陽光パネルの大量廃棄問題が深刻になるとの認識から、いくつかの企業で太陽光パネルのリユース・リサイクルの研究、技術開発が進められており、2022年2月には、ドイツの太陽光発電に関する研究所である「Fraunhofer Center for Silicon Photovoltaics :CSP」とドイツ最大PVモジュールのリサイクル会社の「Reiling社」が共同で、太陽光パネルから回収したシリコンを使用して、高効率(19.7%)のPERC太陽電池に再利用する技術を開発した。

日程

 DAY

 月日(曜)

 スケジュール

 都市名 

食事  

19月2日(土)

スイス航空にて、チューリッヒへ

乗継ぎ、ベルリンへ

専用バスにて、ポツダムへ

ポツダム泊  朝:×
昼:機
夜:機
29月3日(日)

午前、ポツダム会談の舞台となったチェチェリーンホフ宮殿視察

昼食後、専用バスにて、ドレスデンへ

ドレスデン泊

朝:○ 
昼:○
夜:○

39月4日(月)

視察①
-太陽光発電モジュールのリサイクルについて

視察②
-現場見学及びディスカッション

昼食後、専用バスにて、ヴォルクスブルクへ

ヴォルクスブルク泊朝:○
昼:○
夜:○
49月5日(火)

視察③
-使用済みの太陽光発電パネルの改修とリサイクルについて

専用バスにて、ハノーバーへ

ハノーバ市内見学の後、ギュータースローへ 

ギュータースロー泊朝:○
昼:○
夜:○
59月6日(水)

視察④
-PV モジュールリサイクルについて

午後、ハナウへ移動

ハナウ泊

朝:○
昼:○
夜:○ 

69月7日(木)

視察⑤

―結晶化技術研究室担当者のレクチャーとCSPについて

視察⑥
-現場見学

夕刻、ドイツ新幹線にてブリュッセルへ   

ブリュッセル泊朝:○
昼:○
夜:○
79月8日(金)

視察⑦
-消費者向けパッケージリサイクル機関

視察⑧
-公共機関訪問

ブリュッセル泊朝:○
昼:○
夜:○ 
89月9日(土)

専用バスにて、空港へ

スイス航空にて、チューリッヒへ

乗り継ぎ、帰国の途へ

 機内泊朝:○
昼:×
夜:機
99月10日(日)空港着、通関後解散 

朝:機
昼:×
夜:× 

旅行概要
旅行日程2023年9月2日(土)~9月10日(日) 7泊9日
旅行費用¥720,000
1人部屋追加代金¥150,000
ビジネスクラス追加代金お問い合わせください。
最少催行人員10名
その他燃油サーチャージ、空港税等は別途ご請求させて頂きます。
募集締め切り日                2023年7月21日(金)

締切日

2023年7月21日(金)

旅行費用に含まれるもの

交通機関の費用

日程に記載の航空運賃(スイス航空のエコノミークラス利用)

宿泊料金

ポツダム:Land Hotel Potsdam  
ドレスデン:Hilton

ライプチッヒ:NH Leipzig Zentrum 
ブラウンシュワイク:Best Western Plus Hotel

マリエンフェルド:Bielefelder Hof 
ブリュッセル:NH Collection

又は同等のクラスホテル利用 2人部屋に2人迄

バス料金

日程に記載の移動及び調査、視察のための専用バス料金

食事

全食事込(機内食を含む)

添乗員

全行程同行いたします。

視察費用

レクチャー実費、訪問に際して要する経費等

訪問先への謝礼

各訪問先担当者へのお土産他、謝礼等

通訳経費

各都市トップレベルの逐次通訳に関わる経費

(注)諸費用の金額は燃油価格・為替相場の変動により変更なる場合がございます。なお、諸費用の金額は2023年4月下旬に決定いたします。

日本各地からご出発可能です。追加料金が発生する場合がございますのでお問い合わせ下さい。

ご宿泊ホテルについて:欧州のホテルはツインルームに対してシングルルームの場合、広さや設備等で劣る場合もあります。バスルームでシャワーのみの部屋もありますのでご了承下さい。

具体的な宿泊ホテル及び利用航空便、利用航空会社などのスケジュール内容は、出発前にお渡しする最終確定書面にてご確認下さい。